カンボジア遠征レポート 〜メコン川で魚採り〜

こんにちは、18歳になったuzumakiです。

カンボジアのメコン川へ魚採りに行って来ました!

人生初の単独海外渡航でした。今回は、日本からuzumakiと専門学校生の、カンボジア人のSokWanさん、カンボジアで淡水魚の調査・保護活動をされているさんの5人チームで行動しました。

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カンボジアには大きな川が流れている。メコン川だ。メコン川は約4000km。中国から流れてきてミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナムの6カ国を流れる国際河川だ。

ラオス国境の滝

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メコン水系にはスネークヘッド、ベタ、グーラミィ、ダトニオ、ラスボラ…etc、熱帯魚屋で売っている魚がいる。今回、メコン川を訪れたのは3月。ちょうど乾季、真っ只中で小さな川は、全て干上がってしまう。なのでメコン水系のなかでも大きな支流で採集した。もちろんメコン川でも採集した。採集方法は主にスノーケルをくわえ、泳ぎながら、魚を見つけて網で掬う。ちなみに今回、持って行った網は三谷釣漁具店のシステムたも網だ。ただ、色が気に入らなかったので、自分なりに塗装してある。

uzumakiオリジナルたも網

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メコン川には多くの海水に由来する淡水魚たちが生息する。淡水フグや淡水イルカ、淡水カレイなど。特に今回の採集で多く見つけたのは淡水フグだ。淡水フグも2種類、僕は捕まえた。Pao turgidusPao baileyiだ。baileyiなら知っている人がいるかもしれない。毛フグだ。

Pao turgidus

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熱帯魚屋やペットショップに行くと必ずと言っていいほど、ベタという魚は売られている。そのほとんどが怪しいまでに「どぎつい」赤、青色や絵の具で塗ったような白色の体色をしている。しかし、それは多くが品種改良されたものである。野生ではそんな色のベタはおらず、地味な色をしている。この魚は魚らしくない魚で空気から酸素を取り入れることが出来るエラを持っており水中だけでなく空中からも呼吸ができる。(ラビリンス器官というらしい)空気から呼吸できないと溺れることも稀にあるみたいだ。

Betta smaragdina

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デルモゲニーという魚がいる。熱帯魚好きなら知っているだろう。サヨリの仲間だ。容姿はサヨリそっくりだ。デルモゲニーはメコン水系には沢山いた。極めて浅い所をピュッピュッと泳ぐ魚がいたら、こいつだ。日本でいうメダカ的存在だ。

Dermogenys pusillus

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Dermogenys pusillus

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グーラミィという魚は腹ビレが長く伸びる魚だから、ひとめでグーラミィと分かる。グーラミィもベタと同じで空気から酸素を取り込むことが出来る。繁殖方法が面白く、口の粘液と空気で作った特殊な泡を、浮草の裏側などに貼り付け、泡巣というものを作り、そこに卵を産み付ける。

Trichogaster trichopterus

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Trichopsis vittatus

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最も僕が採集してみたかった魚は、スネークヘッド、蛇頭持的魚だw その名の通り蛇のような頭を持つ魚だ。この魚もベタと同じで空気から酸素を取り込むことが出来る。酸素を取り入れる仕組みはベタと少し違っているようだ。カンボジアには空気から酸素を取り入れることが出来る魚が沢山いる。それは乾季に水が少なくなり酸素不足になった水中を生き抜いてきた結果だろう。さて、なぜスネークヘッドを好きになったのかというと、周りの影響を受けたからだ。先輩に1人、後輩に1人、コアな熱帯魚マニアがいる。2人ともスネークヘッドを飼育しており、可愛さは知っていたし、実際に水槽越しで見てみると可愛いのだ。後々、気づいたがハタと似ている点がいくつもあった。肉食魚で狩りをする所、体色が良く変わる所、胸鰭をパタパタと振ってほホバリングする所など。メコン水系で採集できたのは5cm程度、幼魚のChanna gachuaだ。ペットショップや熱帯魚屋ではドワーフスネークヘッドと呼ばれる。しかし分布域がインド~インドシナ半島と、かなり広い。それゆえ地域によって模様、体色が大きく変わる。なので熱帯魚屋ではカンボジアドワーフと呼ぶ。

Channa gachua

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 Channa gachua

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ちなみに採集したドワーフスネークヘッドは日本まで輸送して持って帰ってきた。現在、テラリウムで飼育中である。このテラリウムは引っ越しが終わってから紹介するつもりだ。


とまあ、採集した魚のほんの一部しか記事に出来ませんでしたが、興味のある方はGoogle Drive に沢山載せてますので、是非ご覧ください。次回はカンボジアの文化や生活などが分かる記事を書けたらいいなあと思ってますが、新生活で忙しく、更新さぼりがちです。また次回更新をお楽しみに!

 

 

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サンゴ礁域に生息する生物が好きで、海水魚水槽の維持から自家採集、研究まで色んな事をやっています。 魚類学者を目指しています。 (魚類生態学・魚類生理学)
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